
やあ、ラブラドールレトリバーのちゃいだよ。
別に、君が台所で何か落とさないかなって待ってたわけじゃない。
勘違いしないでよね。
ただ、床に落ちた食べ物を確認するのは、家庭内安全管理の一環だから。

今日は少し大事な話をする。
君がくれるものを、僕は疑わない。
それが肉でも、パンでも、おやつでも、君の手から出てきたものなら、
僕はきっと大丈夫なんだろうって思ってしまう。

でもね。
人間が食べられるものと、犬が食べてもいいものは違う。
君はまだ犬の本当の体の仕組みを1割も理解していない。
まあ、僕が教えてあげるから安心してよ。
別に君のためじゃない。
僕のお腹と命のためだからね。

知ってるとは思うけど、玉ねぎ、長ねぎ、にんにく、ニラみたいなネギ類だね。
君たち人間は、カレー、ハンバーグ、餃子、スープ、炒め物に普通に入れる。
火を通してあるから大丈夫でしょなんて思うかもしれない。

でも、犬の体から見ると、そこがもう間違いなんだ。
これらは、人の多くの食べ物に副菜として、
隠し味としてだったりとかでよく入っているものだけど。
これらは、犬にとってほぼ毒。他のものと違って、死につながる可能性が高い。

ネギ類に含まれる成分は、僕ら犬の赤血球にダメージを与えることがある。
赤血球は、体中に酸素を運ぶ大事な働きをしている。
そこが壊されると、貧血、元気消失、ふらつき、呼吸が荒くなる、
尿の色が濃くなる、そんな怖い状態につながる。
人間なら平気でも、犬は代謝の仕組みが違う。
しかも、怖いのは玉ねぎ本体を食べていないから大丈夫とは言い切れないこと。
煮汁、ソース、スープにも成分が出ていることがある。

つまり、僕がカレー皿を見つめていても、それは愛情試験じゃない。
ただ匂いに負けているだけ。
君は僕より理性的なんだから、そこで止めてほしいんだよ。

次はチョコレート。
これも有名だけど、有名だからこそ油断する人がいる。
チョコレートにはテオブロミンやカフェインに近い成分が含まれている。
人間は比較的うまく処理できるけど、犬は分解が苦手なんだ。
だから、少量でも体格やチョコの種類によっては危険になる。

特にダークチョコ、ビターチョコ、ココアパウダーは要注意だね。
甘いミルクチョコより、カカオが濃いものほど危険度が上がる。
症状としては、嘔吐、下痢、落ち着きがなくなる、震え、心拍の異常、けいれん。
最悪の場合は命に関わる。

君たち人間は、疲れたときにチョコを食べて幸せなんて言う。
でも僕にとっては、その幸せのかけらが毒になることがある。

僕がじっと見ていたら?
それは食べたいじゃなくて、君が食べているものに興味があるだけ。
まあ、食べたい気持ちも少しはあるけどね。
勘違いしないでよ。
だから、チョコは僕の届かない場所に置いてほしい。

ぶどうとレーズンも危険だね。
これは少しややこしい。
なぜ犬に急性腎障害を起こすことがあるのか、
原因は完全には説明しきれていない部分がある。
でも、
現実に犬ではぶどうやレーズンの摂取後に深刻な腎臓トラブルが報告されている。

腎臓は、体の中の老廃物を処理して、
水分や電解質のバランスを整える大事な臓器だ。
ここがやられると、嘔吐、食欲不振、元気消失、尿が少なくなる、ぐったりする、
といった症状につながる。
人間にとってぶどうは果物。
子どものおやつにもなる。
でも犬にとっては、自然のものだから安全とは言えないんだ。

特にレーズンは小さくて落ちやすい。
パン、シリアル、クッキー、ケーキにも入っていることがある。
君がパンの端っこくらいと思っても、その中にレーズンがいたら話は別。
僕ら犬は、パンの中身まで成分表示を読めない。
君が見て、君が止める。
そこは任せたよ。

キシリトールも、かなり怖い。
ガム、タブレット、歯磨き粉、糖質オフのお菓子、
一部のピーナッツバターなんかに入っていることがある。
人間には虫歯予防の味方みたいな顔をしているけど、
犬にとっては危険な甘味料なんだ。

犬がキシリトールを摂ると、インスリンが急に出て、
血糖値が大きく下がることがある。
低血糖になると、ふらつき、震え、ぐったり、けいれん。
さらに肝臓への障害につながることもある。

ここで怖いのは、キシリトールがお菓子っぽくないものにも入っていること。
君が机の上に置いたガム。
バッグの中のタブレット。
洗面所の歯磨き粉。
僕から見れば、全部ただの匂いのする物体だ。

犬はラベルを読めない。
僕が賢そうな顔をしていても、成分表までは読めない。
まあ、読めたら君より先にネット注文してるけどね。
だから、キシリトール入りのものは、絶対に届かない場所に置いて。

イカやタコも、気軽に与えるものじゃない。
特に生のイカやタコは、チアミナーゼという酵素の問題がある。
これはビタミンB1を分解する働きがあるとされていて、大量に食べたり、
継続的に食べたりすると、神経系の不調につながる可能性がある。

さらに、イカやタコは単純に消化しにくい。
犬の胃腸は、何でも処理できる万能ミキサーじゃない。
弾力のある食材を丸のみすると、胃腸に負担がかかる。
嘔吐、下痢、腹痛、場合によっては詰まりの原因になることもある。

人間は酒のつまみとして噛んで楽しむ。
でも犬はよく噛まずに飲み込むことがある。
ラブラドールなんて特にそうだね。
いや、僕のことを言ってるんじゃないよ。
一般論だよ、一般論。

つまり、イカやタコは栄養がありそうではなく、
わざわざ犬に与える必要が薄い食材と考えてほしい。
君が食べるのは自由。
でも僕には、別の安全なものを選んで。

次は、赤黒いスティック状のジャーキーや、硬いガム系のおやつの話だね。
もちろん、全部が毒というわけじゃない。
でも、問題は犬によって合う合わないが大きいこと。
硬い牛皮ガムや、原材料がよく分からない加工おやつは、消化しにくい子がいる。
丸のみ癖がある子なら、喉や胃腸に詰まる危険もある。

君たちは長持ちするから便利と思うかもしれない。
でも僕のお腹からすると、長持ちするということは、
それだけ分解されにくいという見方もできる。
食べたあとに嘔吐する。
下痢をする。
便が変になる。赤黒い固まった何級のボールの破片のような塊を戻したりする。
原因が分からなくて動物病院へ行く。
そうなってからあれが原因だったかもと気づくこともある。

僕が喜んで食べたから安全、ではない。
犬は匂いに弱い。
そして、飼い主からもらったものにはもっと弱い。

もし与えるなら、少量。
目の届くところで。
丸のみさせない。
体質に合わないならやめる。
でも正直、訓練やご褒美なら、
いつものフードを少し使うだけでも十分なことが多いんだよ。

訓練のおやつについても、君に言っておきたい。
おやつは、行動を教えるためのきっかけにはなる。
座ったら良いことがある
呼ばれて戻ったら嬉しいことがある
そういう学習の入口としては、とても分かりやすい。

でも、成功したあとにずっとおやつだけで動かそうとすると、少し問題が出る。
犬がおやつ依存になるというより、
飼い主がおやつがないと指示を出せないと思い込んでしまうことがあるんだ。
本当は、褒めること、声をかけること、遊ぶこと、撫でること、
一緒に喜ぶことも報酬になる。
僕ら犬は、群れで生きてきた動物だ。
仲間とのつながり、相手の反応、安心できる関係はとても大事なんだよ。

だから、おやつは翻訳機みたいなもの。
最初は使っていい。
でも、いつまでも翻訳機がないと会話できない関係では寂しい。
僕はおやつだけが欲しいわけじゃない。
君がよし、ちゃい、いい子だねって本気で喜ぶ。
それだけでも、僕はけっこう嬉しい。
別に照れてないけどね。

フードについても、少し厳しい話をするよ。
犬用と書いてあるから全部安心、とは限らない。
安いフードや質の低いフードの中には、主原料が分かりにくかったり、
穀類や副産物が多かったり、香料や油脂で食いつきを強くしているものもある。

極端に言えば、ふすまのような、かさ増し原料に、
栄養や匂いを足して食べ物らしくしているように見えるものがほとんど。
もちろん、穀物が全部悪いわけじゃない。
犬は完全な肉食ではなく、
家畜化の過程でデンプンを利用する能力も発達してきた。
だから問題は穀物が入っているかではなく、何が、どれくらい、
どんな目的で入っているかなんだ。

君に見てほしいのは、袋の表ではなく裏側。
原材料の最初に何が書いてあるか。
総合栄養食なのか。
年齢や体質に合っているか。
食べたあと、便、皮膚、毛づや、体重、元気に変化がないか。

僕はパッケージの高級感を食べているんじゃない。
香りを食べている。
だから、君には少し疑ってほしい。
僕が疑わないぶんまでね。

加熱した骨、特に鶏の骨にも注意してほしい。
犬は骨が好きというイメージがあるよね。
昔話でも、漫画でも、犬といえば骨。
でも現実の犬の体は、漫画みたいに都合よくできていない。

加熱された骨は、割れたときに鋭く裂けることがある。
それが口の中、喉、食道、胃腸を傷つける可能性がある。
飲み込んだあとに詰まったり、便が硬くなったり、
痛みにつながったりすることもある。

野生時代の祖先は獲物を食べていた。
でも、それは今の家庭で出るフライドチキンの骨や、味付き肉の骨とは別物だ。
しかも現代の犬は、犬種も体格も噛む力も生活環境もかなり違う。
君が骨くらい犬らしくていいじゃんと思っても、
僕からすると迷惑なロマンなんだよ。
犬らしさより、安全な生活。
そこを間違えないでほしい。

最後に、アルコール、カフェイン、脂っこい人間の食べ物も避けてほしい。
ビールを少し舐めた。
コーヒーをこぼした。
揚げ物を分けた。
味の濃い肉をあげた。
君たちには小さな出来事でも、犬の体には大きな負担になることがある。

アルコールは神経や呼吸に影響する。
カフェインは心臓や神経を刺激する。
脂肪の多い食べ物は、胃腸炎や膵炎のリスクにつながることがある。
人間のちょっとだけは、犬の体重で考えると、
かなり大きな量になることもあるんだ。

僕ら犬は、君の食卓を見ている。
匂いにつられる。
欲しそうな顔もする。
でも、それは安全確認が済んだという意味じゃない。

僕は断れない。
君がくれたら、食べてしまう。
だからこそ、君が選んでほしい。
愛情は、あげることだけじゃない。
あげないことも、立派な愛情なんだよ。

君がくれるものを、僕は疑わない。
だから、君には疑ってほしい。
これは本当に犬に安全なのか。
今の体調に合っているのか。
人間の食べ物を、犬の体に押しつけていないか。
基本、ぼくらにおやつは必要ないとおもってもらって構わない。
おやつは、一緒に食べたい、そういう君の気持を満足させるため。
事前に成分を確認して、それを与えるようにしてほしい。

僕は君と長く暮らしたい。
散歩もしたいし、床に落ちたものを確認する仕事も続けたい。
だから、食べ物だけは慎重にしてほしいんだ。
このほかに知ってる危ないものがあったらコメントで教えてほしい。
僕も全部知ってる和じゃないからね。

勉強になったとおもったら、いいねくらい押していってよ。
ラブラドールレトリバーのちゃいが言うんだから、ご利益あるかもよ。
それじゃあ僕はそろそろご飯の時間だから。
また次の動画で会おうね。








