吠えない犬の育て方※吠えない子にする7つのしつけ

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犬を育てる時に絶対できるようにしなければいけない7つのしつけがあります。
それだけできていれば、吠えないどころかよく言うことを効く犬にすることができます。
誰にも好かれる賢い犬にするための誰でも簡単にできるしつけ方を紹介します。

犬を飼い始める

上下関係がしっかりしているお宅の犬は、吠えません。
これが吠えない犬にするための大事なポイントです。

そのために成犬でも子犬でも家に連れてきたら最初に躾けなければいけないことがあります。

躾を入れる順番に7つの躾を列挙します。
1、室内での生活の仕方
2、まて、よし
3、フセ
4、だめ
5、お散歩の仕方
6、ストップ、ゴー
7、呼び

吠えない犬にするには、上下関係を改善することです。
改善のポイントとなる躾方を紹介します。

室内での生活の仕方

子犬も成犬も同じです。

受け入れ準備

犬が行動していい場所を決めます。

廊下などは散歩に出かける時移動するので廊下は必須です。
お風呂などは散歩から戻ってきたら足を洗ったりしますのでここも必須です。

行動範囲に畳の部屋をいれる場合は、畳がすぐに傷むことを覚悟してください。
絨毯だと間違っておしっこなどをしたときに後始末に困ります。

廊下などはおしっこをミスしたとき壁と床面の間におしっこが流れ込むことがありますので目張りなどをしておくといいです。

行動範囲内で触ってほしくないものは、高いところに置くか、しまうようにします。
※今後はすべてそうなりますので一時的ではなく今後そうするようにします。

普段いる場所を決め、そこに寝小屋を設置します。
※サークルは基本的にNGです。どうしてもサークルにする場合には、天井を付けてください。
犬は上が死角になっているのでサークル内が安心できる場所にならなくなります。

連れてきて最初にさせること

犬を連れてきたら最初に玄関に放します。
犬のそばに腰を掛けて犬の行動を斜めに見ておきます。

犬は、なれてくると新しい場所への調査を始めますので、そばについて放置しておきます。
行動範囲外の部屋の扉は閉めておきます。
逆にいえば、高度範囲内の扉は開けておきます。

寝小屋、寝る場所になるだろう部屋に入るまでつかず離れず犬の好き内容に家の中を徘徊させます。

ある程度徘徊をすますと一番安心できそうな場所で休みます。
休んだら寝小屋へ移動させます。

撫でたり、抱いたりいろいろ死体とは思いますが最低2日ぐらいは徘徊させてください。

排便

殆どの場合、徘徊中慣れてくると排便をします。
※子犬の場合は慣れる前にしちゃいます。

しそうになったら、慌てずペットシーツを犬の足元へ入れるか軽くだいてペットシートの上に乗せます。
※移動させた時点でおしっこが引っ込んだりもしますので焦らず犬を観察しておいてください。
※何度か失敗するとおしっこをする前の犬の挙動がわかるようになります。

徘徊中はおしっこのしつけは行いません。
観察してどういった場所にするのか確認してください。
概ねおしっこをする場所は決まるのでそういった環境を観察してください。

おしっこを失敗した時の処理
1、ペットシートなどでおしっこを吸収します。
2、濡れ雑巾でふき取ります。
3、バイオ消臭剤で臭いを消します。

失敗したら、消臭剤を書けて臭いを消すことになりますが普通の消臭剤は効果がありません。
うちでは、バイオ消臭剤を使っています。
うちで使っているバイオ消臭剤 ⇒ バイオ消臭剤を見てみる

徘徊訓練がおわったら

普段いる場所が決まったら、遊んであげてください。
※大抵は疲れて寝るので寝て起きてからです。

寝て起きるとまずおしっこをします。
サークルから出す前におしっこを確認してから出すようにしてください。

部屋の中のものをいたずらさせない躾

家になれるまでは部屋の中の物はいたずらしませんが、慣れてくると興味のあるものの臭いを嗅ぎます。
かじってみます。

かじりそうになった時点で取り上げます。

犬のおもちゃ

犬と遊ぶときは、体を使います。
市販されているおもちゃで遊んであげるのはやめてください。

犬は、子犬の時布類で遊ぶと成犬になってから布製品を遊び道具にします。
紙類で遊ぶと書籍などは破壊対象になります。
木製品で遊ぶとソファーの足が破壊対象です。

子犬は指を甘噛みさせておいてから押し倒す。
軽く押さえ込む。

成犬は、まづるを軽く左右に振る、上下に振る。
押さえ込む、抱き付くなど。

成犬の場合は、体で遊ぶようにしてください。
子犬の時のおもちゃを飼い主の体に上書きします。

危険なので小学生以下の子供にはさせないようにしてください。
犬の大きさにもよりますが押し倒されて頭を打ったりします。

コツは、遊びの最後は犬が抵抗をやめるまで押さえ込んで終ることです。

小さい子(家人)と遊ばせる時は余り興奮させずに小さい子の後ろについて遊ぶようにします。
それでも犬は前足でお手のようなしぐさをしますので顔に当たらないように注意してください。
※お手やおすわりは特に教えなくても、この動作に言葉の符号を入れるだけですぐに覚えます。

※できれば、お手は教えない方がいい
小さい子供にお手をすると前述のようにお手が顔に当たったりとなにかと不便です。

※おすわりは、無理に教えなくてもいい。
勝手におすわりしますので特に教える必要はありません。
犬が座ろうとした瞬間に犬の目を見ながら人差し指を立てて「おすわり」「シット」などの音声コマンドを入れればOKです。
ゆびの形だけ、音声コマンドだけでも行動するようにおすわりの姿勢を取る度おこないます。

ある程度、飼い主と遊ぶの楽しいと思い始めたあたりから「とびかかる」のをやめさせます。
飛びそうになったら、鼻先に手を出して飛ばないようにします。
大抵はおすわりしますので、おすわりしたら上から見下ろす感じで眺めます。

おちついたら撫でてあげるといいでしょう。
私は、犬に抱き付きますがこれはいいか悪いかわかりません(笑)

まて、よし

コマンドはすべて声かけと主人の動作によってできるようにします。

とくに「マテ」はいろいろな場面で必要になるコマンドです。
「ヨシ」は、マテの解除です。

マテの教え方

マテの教え方として食事のときにマテで座らせてしばらく時間をおいてから「ヨシ」で食器を犬の前に出す方法が一般的ですが時間がかかります。
犬とじゃれてる時にジャーキーを目の前に出して犬が食べようとしたときに「マテ」を出してジャーキーを引っ込めます。
再びジャーキーを目の前にゆっくりと出して、食べようとしたら「マテ」を出してジャーキーを引っ込めます。

数回繰り返すとすぐにジャーキーを食べようとせず我慢するようになります。
しばらく待つようになったら「ヨシ」を掛けてジャーキーを食べさせます。

「ヨシ」を掛ける前に食べられてしまったらそれでかまいません。
何度も「マテ」で待たせるのではなく、食べさせてからもう一度「マテ」から始めます。
「マテ」、「マテ」、「マテ」でやってしまうと「マテ」の効力時間が短くて構わないといことになってしまいます。

犬の個性によって回数がかかる子もいればすぐに覚える子もいますので焦らずに何度でも回数と日数をかけてじっくりと取り組みましょう。

「マテ」の声がけでマテができるようになったらマテの時間を延ばします。
10分程度待つかあきらめるようになったら、一応「マテ」の躾が入ったということになります。

ですが、犬は、常にリーダーの座を狙いますので、ことあるごとに「マテ」のしつけを入れてください。

声での「マテ」ができるようになったら、次に犬の前に手のひらを向けて「マテ」を躾けます。
やり方は、声がけの「マテ」と同じで、犬の前手のひらを出してからジャーキーを犬に差し出します。
食べそうになったら引っ込めます。この繰り返しです。

声がけのマテ同様に、何度も手のひらを向けたり、手のひらを動かしたりせず食べられたら食べられたで再度手のひらを見せるところからやり直します。

入れておくと便利だけどいれなくてもいい「おすわり」

入れておくと便利な躾けに「おすわり」があります。
おすわりはわざわざ入れなくても犬が楽な姿勢なので簡単に覚えます。

おすわりも声と動作で覚えさせます。
一般的には、人差し指を立てて犬に見せるという動作がおすわりのコマンドです。
別に決まってるわけではないので好きな形で構いませんが、即座に出せる単純な動作にしてください。

犬の前に立って「おすわり」と声を掛けます。
犬は主人を見上げる格好で待たされますので疲れて自然に座ります。

この繰り返しでおすわりを覚えてくれます。

入れなくていい「お手」

犬の「お手」はとってもかわいいしぐさですが、これは犬が要求するポーズです。
わざわざ教えることもなく勝手にやるのでお手をやめさせる躾を入れた方がいいくらいです。
犬の欲求から来る仕草なのでやめさせる躾は結構むずいです。

犬の要求に対してご褒美を与える、喜んでます、ありがとうで頭をなでるということは、
犬が要求することを肯定することになります。

犬の要求にこたえるということは犬の命令を聞くことになるわけで、結果的に上下関係が崩れます。
なので、なるべく「お手」「おかわり」は教えない方がいいです。

フセ

伏せの躾は、ちょっとコツがいります。
犬を右側(別に左側でもかまわない)において足を延ばして座ります。
右ひざを少し上げて犬が通れる程度隙間を開けます。

その隙間に「ふせ」の声をかけてジャーキーを足の隙間から犬に与えます。
低い位置なので犬は伏せて足の下に入ることになります。

犬が足の下に入ることに抵抗がなくなるまでこれを繰り返します。
慣れたら足をおろしてしばらくその姿勢を保つようにしつけます。

しばらくそのままでいるようになったら足がなくても(すこしづつ足の隙間を大きくする)できるように繰り返します。

だめ

ダメは、マテの延長線上にあります。
「マテ」でも代用が効くので「マテ」と混同されると困るのでマテが徹底されるまで入れない方がいいかもしれません。

ダメは、お散歩の最中の拾い食いなどをやめさせるときによく使います。
ダメは声だけのコマンドでOKです。

小さ目のおやつを置いて、犬にリードをつけておやつの前まで行きます。
おやつに口を付けそうになったら、リードを「クイッ」とぴっぱり「ダメ」を掛けます。

おやつの代わりに犬が知らないおもちゃでも構いません。
犬が観察のために鼻を近づけた時点でリードを「クイッ」とぴっぱり「ダメ」を掛けます。

お散歩の仕方

子犬の場合のお散歩は、予防接種が終わってから、最低3か月ぐらいで始めます。
最初は抱っこして家の周りを散歩します。

知り合いにあったら犬をなでてもらったり声をかけてもらったりします。
じょじょに交通量の多い場所などいろんなところを抱っこしてつれ歩きます。

お散歩は、決まった時間ではなく、主人が都合のいい時間に「ほぼ」毎日やります。
「雨の日」はサボってもかまいません。

外気になれてきたらリードを付けて犬を歩かせます。
最初は、犬が好きな方へ付き合います。

歩かない場合もありますが、その時は外気になれていないということです。
無理に引っ張ったりせず、歩き出すのを待ちましょう。

勝手に歩き出すようになったらお散歩のしつけ開始です。

つけ
犬が主人の左やや後ろにつくようにしつけます。

室内での「つけ」の躾
まずは、室内で練習します。
犬にリードを付けて立ったまま犬を脇に置きます。
「つけ」の声をかけてジャーキーを与えます。

移動して同じことを繰り返します。
移動に勝手についてくるようになったらリード無しで同じことを繰り返します。

慣れてきたら声の他に腰を軽くたたいて「つけ」を掛け、声と行動の躾を入れます。

お散歩の「つけ」の躾
犬が前に飛び出そうとしたとき「つけ」の声をかけて「思いっきり、一瞬間」後ろへ引きます。
このとき、じっくりと引っ張らないでください。ほんと一瞬で「ぐいっ」です。

お散歩に出る時に「つけ」をかけてからお散歩を始めるのも手です。
しばらくは「つけ」をかけて犬に勝手に歩かせないようにします。

「つけ」を掛けなくても主人の斜め後ろを歩くようになるまでは犬の勝手なお散歩はさせないようにします。

犬が散歩の主導権をにぎると主人を「守る」行為が出てくるようになります。
結果的に散歩中「吠える犬」になってしまいます。

逆にいえば、散歩中吠える子は、リードをつかって犬を主人の後ろ、もしくは斜め後ろを歩かせるようにすると吠えなくなります。

「つけ」を入れなくても主人の後方を歩くようになったら時々犬の好きな行動に合わせてあげます。
完全に躾が入ったら好き勝手に歩かせ時々「つけ」で戻す感じでOKです。

その際、ひろい食いには気を付けてください。
犬に後方をあるかせるのには、この拾い食い対策の意味もあります。

ストップ、ゴー

外を散歩していると結構危険な場面に遭遇します。
子供に「車が来たよ」の状態です。

後方から車が来ていても犬は案外気にせず道に飛び出したりします。
運転手さんにとってはたまりません。
また、犬が嫌い、怖い人も沢山います。

車とすれ違う、人とすれ違う時に「ストップ」をかけてその場での行動を止める躾を入れます。

ストップのしつけ方

「ストップ」の声かけと同時にリードを引いて犬を止めます。
同時に「マテ」の動作命令をいれます。

「ストップ」と「マテ」をセットで覚えさせます。
「スト」で犬が止まるぐらい何度も繰り返して躾を入れます。

ゴー

「ゴー」は「ストップ」の解除になります。
単に「ゴー」をかけて、犬を軽く前に引っ張ります。
基本犬は我慢してとまっているのでなにかしらのアクションを与えればすぐ動きだします。

呼び

「うちの子は呼んでもあまりこないのよ~、おほほほほ」
「それは犬に好かれていないからです事よ、おほほほほ」
です。

室内外のメリットはいつでも犬を触れるところです。
犬の名前を呼びながら犬といちゃいちゃします。

じゃれ合いながら犬の名前を連呼します。

犬を撫でながら「犬の名前を呼んで、褒めはやします」
犬の鼻に指を入れながら「犬の名前を呼びます」
犬の口に指を差し込みながら「犬の名前を呼びます」

とにかく犬と触れ合ってる時に犬の名前を口にします。

犬が時々こちらをみて立っていることがあります。
そのときすかさず、手招きをします。
そばにきたらジャーキーを与える、撫でまわす等を行います。

これらを徹底することで「呼び」の効く犬になります。

吠えない犬の育て方※賢い子にするための7つしつけ方まとめ

犬が吠えるのは「相手への警告、威嚇、恐怖」です。
警告、威嚇は主人を守るための行為でそれが自分の役目だと思っているからです。
犬に守る役目ではなく守られる役目であることを教えることで犬が吠えなくなります。

恐怖に対するストレスは、守られているという感覚が不足している場合です。

ゴールデンなどはやけに雷を怖がる子が多いです。
雷の恐怖を取り除くには、雷の最中に抱きしめてあげることが大事です。

この記事があなたの犬との生活の一助になれば幸いです。

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