お散歩のとき、やけに立ち止まって耳を掻くな~とおもってはいたんだけど、そのうち家の中でもバリバリやりはじめた。
そこから数日、とにかく頭を振る振る。遊んでいても遊びにならない。やっぱりこれは異常だとおもってかかりつけの動物病院につれていくと外耳炎と診断された。
治療は単純。耳の穴を洗浄、抗生物質、抗炎症剤の投入。
だけど、これって一日じゃすまないのね。耳の中がきれいになるまで毎日通院。
概ね、1週間かかりましたとさ。
このように、犬の外耳炎は、治療に時間がかかります。
ほっておくと、中耳炎に発展して、さらに大変な時間と治療費がかかります。
そうならないためには、どうしたらいいんでしょう?
犬の外耳炎のサイン
犬は体の構造上、いくら耳の中が痒くても耳その物を掻くことができません。
そのため、耳を掻いたり、首を掻いたり、顎を掻いたり、頭を激しく振ったりというしぐさをします。
犬が耳を掻く動作を防止
犬が耳を掻いたり、首を掻いたり、顎を掻いたり、頭を激しく振ったりする動作を防止するのためには、その原因を調べなければいけません。
これらの動作がすべて外耳炎が原因とは限りません。
素人がWEBサイトなどで調べた病状で治療を行うより、一度病院で見てもらい原因と対策を「確認」するようにしてください。
原因と対策がわかり、それが自身でできることならば、市販薬、食事療法などで対応するようにします。
そのためにも動物病院での治療は、治療をきちんと見せてくれる病院、使用薬品の硬化や品名などもちゃんと説明してくれる病院を利用するようにしましょう。
いずれにしても、犬は、毎日体に触れて異常をチェックするようにしましょう。
最低限、目の周り、耳の穴(だれ耳犬種は特に)、口内、おなか、肛門の周り、足の裏は、触る、見るを欠かさないようにしましょう。
犬は、固体が小さいため、異常が発生すると進行が速いです。
また、毎日触ることによって、病院での治療の時も体を触らせてくれるしつけにもなります。
外耳炎にかかりやすい犬種
レトリーバー系、コッカー・スパニエル系など、だれ耳の犬種がかかりやすい。
特にアメリカンコッカースパニエルは、他の犬種と異なり、唯一体臭のある犬種といわれ、耳の穴の油分の分泌量が多いため、耳の病気にかかりやすいです。
また、コッカースパニエル、トイプードルは、耳の穴の中に毛が生える犬種のため耳のトラブルが起こりやすい犬種です。
毎日耳の穴をチェックしてあげるようにしてください。
犬の外耳炎の治療費
犬の大きさによっても変わりますが、ゴールデンの場合、一回の治療で2~3700円。
コッカースパニエルで1800円~3000円ぐらいでした。
悪化させてしまってからだと通院回数が重なりますので、結構が費用がかかります。
中耳炎にかかってしまうとさらに料金がかかります。手術というか、膿をもってしまうと耳の脇を切開して膿をだし、さらに洗浄。
切開したところがふさがるまで通院となります。
ちょっと耳の穴をチェックしてあげているだけで防げる病気なので毎日目があったら、無理やり口を開けさせて口内チェック、だれ耳を持ち上げて耳道チェックをするようにしましょう。
の外耳炎を自宅での治療方法
一度は、病院につれていって外耳炎の処置をしてもらうようにしましょう。
次から、耳の穴のチェックをわすれずに、耳道が汚れていたら洗浄剤で汚れを洗い流します。
一回では汚れは落ちませんから、何日も洗浄を繰り返します。
洗浄後は、抗生物質、炎症を起こしている場合は、抗炎症剤を使用します。
外耳炎は繰り返すので、とことん耳がきれいになるまで繰り返し洗浄と抗炎症を行うようにして完全に撲滅してください。
・外耳炎の自然治癒
自然治癒は、ほぼあり得ません。
なぜなら、免疫力よりも菌がつよくて増殖を繰り返しているから。
なんらかの方法で菌を除去する必要があります。
・外耳炎の食事療法
菌の繁殖を抑えたり、免疫力を高めることは有効な手段ですが時間がかかり速攻性にかけます。
耳の洗浄に大根や生姜のすりおろしエキスが効果的ともいわれていますが、市販薬と比べて好きな方を使用してください。
洗浄は、油分と雑菌を洗い流すことができれば、どちらでも構いません。
耳から老廃物(雑菌のエサ)が出なくなれば、OKです。
・外耳炎の飲み薬
食事療法と同じことで食事療法よりは効果は早目ですが、速攻性ではありません。
洗浄は必要になりますが、抗炎症剤を耳の中にいれるより手間が省ける程度でしょうか。
個人的には、洗浄の終わりに抗炎症剤、抗生物質を流し込む方が楽です。
・外耳炎の市販薬の利用は有効です。
病院でも外耳内を洗浄し、抗炎症剤を投入します。
洗浄も一度ではなく、ある程度おちつくまで何日間か洗浄と抗炎症剤、と耳の中の菌の除去を繰り返し行います。
病院でよく使われる薬品
・ノルバサンオチック
耳の中の洗浄を行います。
・オトマック
炎症を抑えます。
あまり汚れがひどく治りにくい場合は、動物病院で診察を受けることをお勧めいたします。
外耳炎の原因は、菌だけではなく、外耳内の毛が当たりそこを掻こうとして外耳を痛めているといった様々な原因が考えられます。
耳穴に流し込んでマッサージしてあげるだけです。さらさらになるので耳掃除の後片付けも楽です。
ノルバサンオチックよりも使いやすいので、最近はフォン・マックスを使っています。
使い方は、フォン・マックスと同じですがノルバサンオチックは、完全な液状なので耳道に入れやすいですけど、そのあとが大変www
価格的にもフォン・マックスよりもお高めです。
・抗炎症剤
病院では、オトマックスとかを使うように指導されますけど、オトマックスはめちゃめちゃ使いにくい。
75mlが市販されていますけど、ほんとうに75mlはいってるの?って思っちゃいます。
たらたら~っといきなり出てくるのでミス分が多いからなのかもしれないけど。
とにかく使いにくい。
軟膏タイプは、使いにくいので、やめた方がいいよと言う意味で掲載してみました(笑)
使いやすいので個人的におすすめ。