犬をしつけるとき怒鳴るのは、主人の意思と違う動きをした時違うということを伝える一つの手段です。
では、犬をしつけるとき怒鳴るのは正解なのでしょうか?
犬をしつけるとき怒鳴るのは
犬をしつけるとき怒鳴るのは、半分正解です。
犬は痛点が少なく、しつけるとき叩いたり、蹴ったりしても「痛み」をあまり感じません。
巷では、犬をしつけるとき耳を引っ張ると効果的といったことも言われていますが、あれは嘘です。
では、どうするのか?
犬は、触覚よりも嗅覚、聴覚に優れています。
そのため、雷などを怖がる子も案外多いです。
だから、犬をしつけるとき、大きな声で怒鳴るのは、犬を脅かすことになり、あながち間違っていません。
ですが、怒鳴ることによって人の方が興奮状態に陥りやすく、犬に手を出すなど無意味な攻撃をしてしまうことがあり、そういう意味で半分正解ということです。
犬をしつけるときの嘘
- ・犬をしつけるとき、霧吹きを使う。
嘘です、すぐなれます。
- ・犬をしつけるとき、耳を噛む。
嘘です、犬の耳は、犬の体の中では弱い部分ではありますが前述のように犬は痛みに対して強い生き物ですから、噛んだところでしつけにはなりません。それよりも主人は犬の持つ様々な菌に対して抵抗力はあるのでしょうか?むやみに犬をなめたり噛んだりするのはあまりよくありません。
私は、そうなんですけど、もちろん、普通の人は抵抗力があり、犬をかんだりキスしたりしても影響ありませんが、人によっては抵抗力がなく体を壊すこともありますので注意が必要です。 - ・犬をしつけるとき蹴る。
嘘です、理由は前述のとおりで、蹴る場所を間違えると内臓をけりつけてしまい犬を殺すこともあります。
- ・犬をしつけるとき首をつかむ。
嘘です、ただ、犬の皮膚はだぶついていてつかみやすいという意味では正解ですが、それは犬を強引に移動させるときに有効で、しつけとはあまり関係ありません。
- ・犬をしつけるとき耳を引っ張る
嘘です、確かに耳は犬の体の中では弱い部位ですが、前述のように音に比べて効果はありませんし、なにより、耳の付け根は結構弱く犬の耳を傷めてしまうこともあります。
- ・犬をしつけるときご飯抜きの罰を与える
嘘です、しつけとごはんは、つながりません。犬には言葉が通じないということを理解していますか?
したことが間違っていた=ご飯抜きの図式はあまりにも関連性がなく、なんの意味もありません。
単なる主人の自己満足です。
犬をしつけるとき、おやつなしでおこなう
犬をしつけるときおやつを使うのはアクションを起こさせやすいためよく使われます。
でも犬のしつけ、訓練を専門としている人たちは、おやつはあくまでも最初のアクションを犬に伝えるためにおやつを使います。
よく犬のしつけは条件反射といいますが、あれも実のところ嘘です。
犬のしつけ、訓練は、犬とのコミニュケーションです。
その証拠に条件反射で教えたはずなのに主人の意図を理解して犬が条件反射以上の行動を行うことが時折ニュースになります。
主人が犬に何をしてほしいかを伝えるための最初のアクションを伝えるために、犬をしつけるときおやつを使うと便利と考えてください。
訓練士は、おやつで教えて、少しづつ、それを符号と置き換えていき、最終的には、おやつなしで犬をしつけます。
犬をしつけるとき、どうするのが正解か。
よく、犬をしつけるとき軽く叩くといいますが、この軽くたたくというのは、アクションの正解=犬をほめるという意味で犬の胸や背中、頭を軽くポンポンと叩きます。
文面で勘違いして、犬をしつけるとき犬を軽くたたくと誤解されている方がいらっしゃいますのでご注意ください。
犬をしつけるとき床を叩くといいといいますが、半分正解です。
犬は、嗅覚、聴覚にすぐれた動物なので、床を叩く音で脅かすことができます。
驚くという状態は犬にとって不快な状況を生み出します。
そのため、床を叩くというのは半分正解です。
ですが、毎度毎度叩かれる床はたまったものじゃありません(笑)
というか、外でしつけや訓練を行うときはどうしましょう?
正解は、丸めた新聞紙を使います。
新聞紙は、ぶつかると案外いい音を出します。
まちがって、まちがいじゃなくてもいいですけど、犬を丸めた新聞紙でたたいても目や耳に入らない限り怪我などに至りません。
犬をしつけるときは、タイミングよく丸めた新聞紙を叩く音で瞬時に犬を脅かし不快感を与えて間違った行動を改めさせるようにします。